ホームページをつくるとき、通常ですと、どうしてもトップページに意識が向くと思います。会社の印象を決める写真。最初に読んでもらう言葉。事業内容への案内。お問い合わせまでの流れ。
その通りで、トップページが大切なのは間違いありません。ただ、私が思うに、実際にホームページを見る人が、必ずトップページから入ってくるとは限らないのでは…。
検索した言葉によっては、サービス紹介や制作実績、会社概要、ブログの記事などが最初に表示されます。印刷物のQRコードから、専用ページへ直接入ることもあります。その人にとっては、たまたま最初に開いたページが、その会社の「入口」です。
トップページを通らずに判断されることがあります
例えば、「府中市 ホームページ制作」と検索した人が、MRDのサービス紹介ページを開いたとします。
その人は、最初にトップページを見ているわけではありません。サービス紹介ページを見て、何を頼める会社なのか、自分の相談に合いそうかを判断します。
会社名を知らない人ほど、トップページより先に、検索した内容と関係の深いページへ入ってきます。制作実績から入る人もいます。MRD通信の記事を読んで、初めてMRDを知る人もいます。そこで興味を持てなければ、わざわざトップページまで移動してくれるとは限りません。
トップページには会社の特徴がきちんと書いてある。けれど、ほかのページだけを見ると、何の会社なのかよく分からない。そんな状態になっていないか、一度確認しておく必要があります。
一つひとつのページに、次の行き先をつくる
すべてのページに、会社の説明を長々と載せる必要はありません。
そのページを初めて見た人が、「これは、どんな会社が書いているのか」「ほかに、どんな仕事をしているのか」「似た事例はあるのか」「相談したいときは、どこへ行けばよいのか」を迷わず確認できれば十分です。
サービス紹介のページなら、関連する制作実績へ。
制作実績のページなら、その仕事に関係するサービス紹介へ。
記事を読んだ人には、同じテーマの記事や相談ページへ。
こうした小さなつながりがあると、最初にどのページへ来た人でも、ホームページの中を自然に見て回れます。反対に、読み終わったところで行き止まりになっていると、そのまま離れてしまいます。内容が悪かったのではなく、次にどこを見ればよいか分からなかっただけかもしれません。
古いページも入口になります
もう一つ気をつけたいのが、以前につくったままになっているページです。
終了したサービス。古い住所や電話番号。現在は使っていない肩書。退職した社員の紹介。何年も前の日付で止まったお知らせ。
運営する側は、現在のトップページを見ているので、ホームページ全体も新しくなったように感じます。しかし、検索した人が最初に開くのは、その古いページかもしれません。
私はホームページを見直すとき、トップページだけでなく、検索から直接見られそうなページや、アクセスの多いページも確認します。目立つ場所から直すことと、実際に見られている場所から直すことは、同じとは限りません。
自分のホームページへ、途中から入ってみる
自社のホームページを確認するときは、いつもトップページから見るのではなく、サービス紹介や制作実績、過去の記事などを直接開いてみてください。会社名も予備知識もない人になったつもりで、そのページだけを見ます。
何の会社か分かるでしょうか。次に読むページは見つかるでしょうか。相談したいと思ったとき、迷わず進めるでしょうか。ホームページには、入口が一つしかないわけではありません。どこから入ってきた人にも、会社のことが少しずつ分かり、次のページへ進めるようにしておく。その積み重ねが、ホームページ全体の伝わりやすさにつながるのだと思います。
MRDでは、ホームページの見た目だけでなく、どのページが入口になり、そこからどこへ案内するかも含めて見直しています。
まずは、自社のホームページをトップページ以外から開いてみてください。そのページは、初めて来た人をきちんと迎えられているでしょうか。


