モノやサービスを販売するeコマース(電子商取引)サイトでは、いくら訪問者数が多くても、実際に商品が売れなければ意味がありません。コンバージョンレート、英語で表すとCVR。 Conversion Rate
これは、インターネット広告の成果を表す指標の一種で、Webサイトを訪れたユーザーのうち実際に商品を購入してくれたユーザーの割合のことです。
CVRで成果とされる内容は、その商品やサービスによって違います。物販であれば上記のように商品購入に至った割合ですし、会員登録数(割合)を成果とすることもあります。
例えば、ある広告を経由して訪れたユーザー1000人のうち、実際に商品を購入したユーザーが50名いたとすれば、その広告のCVRは〔50÷1000=0.05〕で5パーセント、ということになります。
コンバージョンレート算出・比較の例
コンバージョンレートは、トップページや商品紹介ページの、一定期間内のコンバージョン件数を、同じ期間内のアクセス数、またはユニークユーザー数で割って算出します。
またインターネット広告などを利用した際は、獲得できたコンバージョン数を、各広告ごとに獲得できたクリック数(=ウェブサイトへのアクセス数)で割ってコンバージョンレートを算出し、それぞれの広告のコンバージョンレートを比較することができます。
コンバージョンレート値を利用したメール広告の費用対効果シュミレーション例
自社サイトのコンバージョンレートを把握すると、いろいろな試算ができるようになります。
例えばメール広告を出稿する場合、平均的クリック率が1.7%で、配信単価が10円のメール広告媒体を利用するなら、自社サイトのコンバージョンレート値を利用して、このメール広告媒体の利用が費用対効果に見合いそうかどうかをシュミレーションすることができます。