コーポレートサイトは、モノ言わぬ営業マン

コーポレートサイトは、モノ言わぬ営業マン

コーポレートサイトとは、簡単に言えば企業サイト(会社のホームページ)のことです。

モノが買えるホームページは「ECサイト」と呼ばれます。そんな違いです。

で、このコーポレートサイトが売り上げを伸ばすためには、とても大切なのです。

なぜ大事なのでしょうか? ECサイトのように、そこでモノを売ったりしていないのに?

それはコーポレートサイトが、次のような3つの機能を果たしているからです。

コーポレートサイト 3つの姿

①コーポレートサイトは企業の玄関です。

貴社の会社の玄関(エントランス)はどうなっていますか?訪問者が来たときにどんなイメージを感じる玄関になっていますか?汚いですか?きれいですか?広々としていますか?ごみは落ちていませんか?受付に人はいますか?

②コーポレートサイトはショールームです

貴社の会社のショールームはどうなっていますか?訪問者が来たときにどんな印象を受ける空間になっていますか?汚いですか?きれいですか?商品あるいは製品が見やすく陳列されていますか?何別に分類されていますか?見やすいですか?見にくいですか?整理されていますか?

③コーポレートサイトは物言わぬ営業マンです

コーポレートサイトを見て訪問者は、その企業のオフィシャルな情報を知ります。事業内容や歴史やどんな商材があるかを把握します。しかもコーポレートサイトは休みません。24時間365日稼働します。開かれています。言葉は発しませんが、訪問客に自社を売り込む営業マンです。営業兼広報兼総務兼人事マンです。

コーポレートサイトは、金食い虫ではない

「ECサイトはモノを売って、売り上げをもたらしてくれる。その点、会社のホームページ(コーポレートサイト)は何も産まないから、お金をかけなくてもいい」

かつて、私はある企業の社長さんに、こう言われたことがあります。

果たしてそうでしょうか?

私は、このように異を唱えました。

「コーポレートサイトは何も生み出さないコストセンターではありません。プロフィットセンターです」

一般的には、このように分類されています。

コストセンター:コストが掛かるだけ(費用が出ていくだけ)で(直接的な)利益を生まない部署。例)総務部、人事部、コールセンター、経理部、調査部、研究開発部など

プロフィットセンター:費用は掛かるものの、その業務によって (直接的な) 利益を生み出す部門。例)営業企画部、マーケティング部、製造部など

このように対比的に、コストセンターは否定的な意味に捉えられがちです。

しかし、人事部や総務部が何も生み出していないことなどありません。企業ブランド(企業イメージ、企業の信頼)に無関係な部署などないのです。価値を提供していない部署などないのです。

話を戻します。

つまるところ、コーポレートサイトには生産性が多いにあります。

コーポレートサイトが生み出すもの・訪問者に提供するものは「企業のイメージ」「社会的信頼性」「市場性」などです。人物が紹介されていれば、それに「人間味」も加わるでしょう。 コーポレートサイトの実績が効果をもたらすケースだってあります。

一方で、ECサイトを作ったら必ず商品が売れるわけでもありません。胡散臭いECサイトもあります。ECサイトで商品が買われていくのは「この店(企業)で買うのは安心だ」と訪問者が最終的に信じてくれたからです。

結局、最後は安さではなく、信頼がものを言うのです。

その信頼を生み出すのがコーポレートサイトなのです。

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