「もう、ホームページは古い」
そんな言葉を耳にするようになって、ずいぶん経ちます。
SNSや広告、動画配信……情報発信の手段が増えたことで、“ホームページ=名刺代わり”のような扱いになった会社も少なくありません。
けれど今、私たちは感じています。ホームページが、再び「営業の主軸」に戻りつつあるということを。

1. 営業の“第一印象”が、会う前に決まる時代。
取引のきっかけは紹介でも、展示会でも、DMでも構いません。でも相手は、まず必ず「会社名で検索」します。その瞬間に開かれるホームページが、初対面の営業トークになるのです。
清潔感のないデザイン、更新の止まったお知らせ、スマホで見づらいレイアウト──それだけで、“なんとなく信用できない”と判断されてしまう。
ホームページは「営業担当が24時間働いているような存在」になっています。

ホームページは検索エンジンから継続的に集客でき、24時間365日休まず営業してくれる営業マンの役割を果たします。つまり、従業員が休んでいる間でも見込み客にアプローチできるため、営業効率が非常に高いです。また、スマホを持つ不特定多数の人にアプローチ可能で、地域や時間の制約を超えて全国からの顧客獲得が期待できます。
2. “比較される”ことを前提に、選ばれる準備を。
いまの顧客は、必ず複数社を比較検討します。営業の話を聞く前に、「この会社はどういう考えで仕事をしているのか」「誰が動いているのか」「信頼できる実績はあるか」──それらをホームページで判断しています。
つまり、営業の勝負は、訪問前にすでに始まっているのです。
3. “リアルな活動”を伝える場所に。
展示会の出展、採用の取り組み、社内イベントや地域貢献など。中小企業の“誠実な姿勢”こそが信頼の源になります。それを言葉と写真で見せられるのが、ホームページです。
派手な演出よりも、現場の空気が伝わる更新を続けていくことが、長期的な営業力を育てます。
4. 外注に頼んで作って終わり、ではなく。
ホームページの真価は「作る」ことではなく、「育てる」ことです。営業の現場で得た声や、改善の試み、導入事例など──小さくても定期的に発信していくことで、「この会社は動いている」という信頼が積み重なっていきます。
そしてその更新こそが、SEO対策になり、検索からの新しい出会いを生むのです。
5. 営業の延長線上にある“発信”。
私たちは、「営業=会うこと」だけではなく、「営業=伝わること」だと考えています。
だからこそ、デザインだけではなく、構成・文章・導線まで含めて、営業の成果につながるホームページを設計する。それが、ミウラ・リ・デザインが考える“企画~制作”の意味です。

ホームページは企業の信頼性を高める重要なツールであり、ブランド構築や顧客とのコミュニケーションの場として機能します。質の高い情報発信やコンテンツにより、顧客のニーズに応えられることも大きな強みです。