ミス再発防止目的で使用される原因追及手法
why-whyアナリシスは、別名「なぜなぜ分析」とも呼ばれます。
FTA分析(FTA Fault Tree Analysis)とも同義と言ってよいでしょう。
事故・障害・ミスが発生した理由(なぜ?)を5回以上繰り返し質問することで、真の原因を追究するという手法です。主に生産現場の品質向上や、ミス再発防止目的で使用されます。
例)「工場で事故(配送ミス)が起きた」という事例の場合
①なぜ、昨日、配送ミスが起きたのか?
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(想定を超える大量の注文が入ったから)
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②なぜ、「想定を超える大量の注文が入る」と事故が起きるのか?
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(全部、すべて手作業でこなしているから)
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③なぜ、「すべて手作業でこなしている」のか?
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(うちの物流管理は、システム化されていないから)
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④なぜ、「うちの物流管理は、システム化されていない」のか?
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(システム化に費用を投じていないから)
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⑤なぜ、「システム化に費用を投じていない」のか?
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結論「システム化に費用を投じて、早急に物流体制システム化に向けて整備しよう!」
原因追及だけでなく、物事の本質を把握するのにも役立つ
本来は原因追究といったネガティブチェックの手法ですが、物事の本質を把握するのにも役立つ手法だと思っています。
「商品をもっと売りたい。そのためにすべきことはなにか?(ボトルネックになっているのはどこか)?」
とか
「商品をもっと売りたい。そのために向かうべき市場(池)はどこか?」
とか
「なぜか商品が売れた。その理由を突き止めたい」
とか。⇒ ※「結果を出すことより、結果を知ることのほうが重要」な件について参照
使い方次第では万能なのでは?と思うくらい便利です。
ぜひ、お試しください。