倒産は「一時的な不調」ではなく、構造的に増えています
帝国データバンクの発表によると、2026年5月の全国企業倒産は771件でした。単月では6カ月ぶりに前年を下回りましたが、1月から5月までの累計では4,307件となり、前年同期の4,134件を上回っています。つまり、月によって多少の上下はあっても、倒産件数は依然として高い水準で推移していると見た方がよさそうです。
東京商工リサーチのデータでも、2025年度の全国企業倒産は1万505件。2年連続で1万件を超え、2013年度以来、12年ぶりの水準となりました。さらに、普通法人の倒産発生率は0.284%で、過去10年間で最悪の水準とされています。

倒産の背景には販売不振|物価高|人手不足|後継者難|ゼロゼロ融資の返済負担など、いくつもの要因があります。
ただし、倒産が増えている一方で、すべての企業が同じように苦しんでいるわけではない、という事実を見過ごしてはなりません。
大手企業の中には、売上を伸ばしている会社もあります。物価高、円安、脱炭素、デジタル化、関税、国際情勢の不安定化。これらは確かに企業にとって試練です。しかし、大手企業はそれを価格転嫁したり、新しい需要に変えたり、海外売上として取り込んだりする力があります。
一方で、中小企業はそう簡単にはいきません。仕入れ価格は上がる。人件費も上がる。採用も難しい。でも、取引先には値上げを言い出しにくい。結果として、売上はあっても利益が残らない。利益が残らないから、人も採れない。人が採れないから、現場が回らない。
こうして、じわじわと体力を削られていきます。

中小企業に足りないのは、実力ではなく「伝わる形」です
中小企業の中には、良い会社がたくさんあります。
- 長年の取引実績がある。
- 技術力がある。
- 現場対応力がある。
- 社員を大切にしている。
- 地域で信頼されている。
- 堅実に経営している。
しかし、それが外から見える形になっていない会社も、同じくらいたくさんあります。
ホームページを見ても、何が強みなのかわからない。採用ページを見ても、どんな人が働いているのかわからない。求人票を見ても、条件だけが並んでいて、会社の魅力が伝わらない。会社案内を見ても、他社との違いが見えてこない。
これでは、価格交渉でも弱くなります。採用でも選ばれにくくなります。新規取引でも、比較対象のひとつで終わってしまいます。今の時代、会社に必要なのは「良い会社であること」だけでは足りません。
良い会社であることが、きちんと伝わる状態になっていること。
ここが重要です。これは、会社を実態以上によく見せるという話ではありません。むしろ逆です。
会社の中にすでにある価値を掘り起こし、整理し、言葉にし、写真にし、Webにし、資料にする。
そして、営業や採用の現場で使える形にする。それが、これからの中小企業にとって必要な「見える化」です。

MRDは、会社の中にある価値を整理し、選ばれる理由に変えていきます
倒産が増えている時代に、中小企業がやるべきことは、派手な宣伝ではありません。
まず必要なのは、自社がなぜ選ばれてきたのかを、きちんと整理することです。
- お客様は、なぜ自社と取引してくれているのか。
- 社員は、なぜこの会社で働き続けているのか。
- 競合と比べた時に、どこに違いがあるのか。
- 価格以外で評価されている部分は何なのか。
- これから採用したい人に、何を伝えるべきなのか。
こうしたことを曖昧にしたままでは、厳しい環境の中で埋もれてしまいます。

MRDは、単にホームページやパンフレットを作る会社ではありません。
社長や社員の方々に話を聞き、現場を見て、その会社の中にある強みを整理します。そして、それを採用サイト、求人票、会社案内、ホームページ、写真、動画、営業資料などに落とし込んでいきます。
中小企業には、まだ外に伝わっていない価値があります。ただし、黙っていても伝わりません。「うちは良い仕事をしているから大丈夫」だけでは、もう足りません。
- 価格で選ばれるのではなく、理由で選ばれる。
- 条件だけで比べられるのではなく、会社そのものを見てもらう。
- 人が集まらないと嘆く前に、働く魅力を伝わる形にする。
- 営業が弱いと感じる前に、選ばれてきた理由を言語化する。
倒産が増えている今だからこそ、中小企業には、自社の価値を見直す必要があります。
会社の強みを、外から見える形にする。
それが、これからの中小企業にとって、守りであり、攻めでもあります。
MRDは、そのための整理と発信をお手伝いします。
